本日は、先日(2016年9月2日)行われた、日本マーケティング協会(JMA)主催の『21世紀型マーケティングの手法と視点』のご紹介、第4回目「Around50コミュニティ」です。
第1回目⇒ その1 ⇒ 2020年ネットリサーチ(MAPS)
第2回目⇒ その2 ⇒ 「調査票のいらない調査」GMOリサーチ
第3回目⇒ その3 ⇒ 「即戦力ビックデータ」カスタマー・コミュニケーション社
ということで今日は4番手に登壇されたR&D社さんの講演内容「Around50コミュニティ」を、私のメモでポイントをご紹介したいと思います。
【アラフィフ世代とは】
↓
・学生時代は「女子大生ブーム」
・社会に出るころバブル時代の「バブル体験世代」
・男女雇用機会均等法(1986年)
⇒ 多様化された生き方のトップランナー世代
⇒ 今は、、更年期、各種衰え、介護
⇒ プレシニア世代
※体とライフスタイルの転換期
【アラフィフの3大クライシス】
①更年期障害 美容健康
②親の老い
③自分の老後
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【アラフィフ世代へのインタビューより見えてきたこと】
↓
「更年期について」
・なってしまっても認めたくない。
・母が大丈夫だったから私は大丈夫かな、
・そもそも更年期って何?
⇒「更年期」について正しく伝わっていない。
「頭髪の悩み」
・薄毛が気になる、ウィッグが気になる
⇒ 自分向けの商品が無いと思われている
「親の老い」
・自分の親というより「高齢者」という気持ちでいる。はじめて接する高齢者
・デイサービスとか嫌みたい。絶対嫌って言ってる。
・自分が年寄りじゃ無いと言う。
⇒ 核家族世代で育っているので、親が始めての身近に接する高齢者(接し方、捉え方が分からない)
⇒ 親自身も、自分が高齢者じゃ無いと思っている(ゆえに、企業からの情報が届いていない)
↓
「生活者」と「企業」の間に、コミュニケーションのミスマッチが起こっている。
⇒ その活性化に勝機あり!
↓
そこで、R&D社では、
『 Around50コミュニティ 』を形成
※リビング新聞の読者モニターより抽出し構成(首都圏:50名)
⇒ LINE&座談会を実施。
『 Around50コミュニティ 』のメリット
・顔の見えるモニター
・LINEにより常時繋がっている
・知見の蓄積
・コミュニティの実績 とのこと。
【私の感想】
実は、R&D社さんは、私が若いころにとてもお世話になった会社さんで、定性、定量、そして多変量解析、何でもござれの老舗調査会社さんです。
最近はテーマで切ったインタビュー用コミュニティを運用し、そこからターゲットインサイトを得るスタイルに代わってきているみたいです。
上記に記した、【アラフィフ世代へのインタビューより見えてきたこと】の内容なんて、コミュニティ&インタビューの特性をうまく利用した商材かと思います。 ターゲットに深く迫りたい&ターゲットが合致していれば、直ぐに使えそうです。
では。
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