本日は、先日(2016年9月2日)行われた、日本マーケティング協会(JMA)主催の『21世紀型マーケティングの手法と視点』のご紹介、第2回目です。
第1回目の記事はこちら⇒ 21世紀型マーケティングのセミナーのお話 その1 ⇒ 2020年ネットリサーチ(MAPS)
ということで今日は2番手に登壇されたGMOリサーチさんの講演内容を、私のメモでポイントをご紹介したいと思います。
「調査票のいらない調査」GMOリサーチ 工藤さん
テクノロジー×リサーチ
↓
アプローチしている方向
①反応:反射的に表れる生体反応
②行動:行動データ(Netでの行動履歴、店舗での行動履歴 ⇒デジタル化)
③概念:イメージや価値観(ぼんやりしたもの)
では、「概念」と「反応」についてもう少し詳細に見ていきます。
話題①「概念」について
消費者の頭の中にある価値観、イメージを可視化したい
⇒「スキャナマインド」にて可視化。
↓
イメージする「言葉」によって可視化
・自分にとっての○○○と関係ありそうなこと(言葉/キーワードを引き出す:12個)
⇒ その関係性を位置関係であらわす(2つの言葉の一対比較(66とおり)
ex.「日本のよさ」に関するリサーチ結果のエッセンス
「安全」というキーワードが「クールジャパン」等のキーワードの他に出てきた。
↓
⇒ 日本人:治安、やさしさ、等 ⇒ 「人」に根ざした「安全」
⇒ 外国人:新幹線 等 ⇒ 「技術」に裏づけされた「安全」をイメージ
※ちなみに、1プロジェクト300万くらいとのこと。
話題②「反応」について
感性的な反応をいかに可視化するか
⇒「感性分析」
・瞳孔反応
⇒アイトラッキング (内面の反応を見るのに優れている)
⇒嘘のつきようの無いピュアな反応
・表情
⇒ 6つの感情(喜び、悲しみ、怒り、驚き、恐怖、嫌悪)を測定
⇒ アンケート&瞳孔反応を併せて分析する
(私の感想)
実は、まだGMOリサーチさんとは仕事したことが無いのですが、GMOリサーチさん、攻めてるなあ、という印象を受けました。
特に「スキャナマインド」は良いなあと思いました。私もよく自由記述からテキストマイニングにより、アウトプットが似たような分析をよくやっているのですが、この手法の方が興味深い結果が出ると思います。但し、、、、金額が相当高いですね。。。
あと「感性反応」。「瞳孔反応」とても面白いですね!! テクノロジーの進化がリサーチがどんどんサイエンスと融合していく感じがしますね。
次回は、3人目に登壇された、「即戦力ビックデータ」カスタマー・コミュニケーション社 のことを書きたいと思います。20000店、5000万人のID-POSデータから見えてくることについての説明です。
では!
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