本日は、先日(2016年9月2日)行われた、日本マーケティング協会(JMA)主催の『21世紀型マーケティングの手法と視点』のご紹介、第3回目です。
第1回目⇒ その1 ⇒ 2020年ネットリサーチ(MAPS)
第2回目⇒ その2 ⇒ 「調査票のいらない調査」GMOリサーチ
ということで今日は3番手に登壇されたカスタマー・コミュニケーション社さんの講演内容を、私のメモでポイントをご紹介したいと思います。
「即戦力ビックデータ」カスタマー・コミュニケーション社
取り扱っているのは「ID-POS」のデータ。
⇒ 業態別に全国パネル(ドラック、スーパー、コンビニ 20000店、5000万人)を形成。
⇒ 10年分のデータが蓄積されている。
⇒ 性年代別で、情報を分析できる。
では、どのようなものなのかについて、もう少し詳しく見ていきます。
データ活用を阻害する3つの悩み
・1番多い悩みの声
- マーケティング部門 ⇒ マーケティングする時間が無い・・・
- ユーザー部門の悩み ⇒ マーケから思ったようなデータが出てこない
- 情報システム部門の悩み ⇒ データ分析の専門家では無い!(マーケ、ユーザー部門の要求に応えられない)
ex.「救心」という老舗Brandの事例
⇒ ID-POSにより「救心」の顧客層は 60代以上のお買い上げが多いことが分かった。
5年後、10年後を考えると、もっと若い層も獲得していかないとヤバイですよね、という話になった。
↓ そこで、、、
「責任世代」には、、、というキーワードのもと、「錠剤」で新商品「救心錠剤」を投入。
⇒ ID-POSにより、購入者のピークは、50代、40代が購入していることが確認された。
(私の感想)
POSデータは使えるなら使ったほうが良いと思います。私も数年前は某商品のPOSデータ(週次&月次)をガリガリ分析していました。
製品毎に立ち上がり数週間の販売台数、CMの投下と商品の立ち上がり方、競合との比較、等々、、、実際の実売データをあとからいろいろな視点で検証できるので、とても便利です。
今回の話はID-POSなので、POSに性年代という購買者情報や併売、スイッチング状況まで分析できるというから、このデータが使えるのなら”最高やん!”という感じです。
今後は、これらのID情報がネットの行動履歴と結びついてくると、リアルタイムにコミュニケーション施策(広告打ったり、オファー出したり)が実施できるようなりますよね。凄い時代です。
既に、CCC(TUTAYA)の顧客&購買情報情報を活用して、広告の配信や施策の実施が出来るようになっていますし、各種実売データを所有している会社のデータを、どんどんつなぎ合わせて利用できるようになってきています。
さあ、乗り遅れないように、しがみついていきましょう!
(次回)
次回は、4人目に登壇された、「Around50コミュニティ」R&D社さん のことを書きたいと思います。R&D社さんは昔とてもお世話になった会社さんです。現在はクロスマーケのグループに入り活躍されています。
今回のお話は、バブル世代である「アラフィフ女性」のインサイトについてコミュニティを組織して切り込んでいるR&Dさんの知見を発表してくれています。
そのポイントを、ご紹介できればと思います。
では!
先日(2016年9月2日)行われた、日本マーケティング協会(JMA)主催の『21世紀型マーケティングの手法と視点』のご紹介しています。過去記事はこちらをご参照ください。
第1回目⇒ その1 ⇒ 2020年ネットリサーチ(MAPS)
第2回目⇒ その2 ⇒ 「調査票のいらない調査」GMOリサーチ
「21世紀型マーケティングのセミナーのお話 その3 ⇒「即戦力ビックデータ」」への1件のフィードバック