本日は、先日(2016年9月2日)行われた、日本マーケティング協会(JMA)主催の『21世紀型マーケティングの手法と視点』のご紹介、第5回目「 消費者ボトムアップ でつくる最強るランド戦略」です。
第1回目⇒ その1 ⇒ 2020年ネットリサーチ(MAPS)
第2回目⇒ その2 ⇒ 「調査票のいらない調査」GMOリサーチ
第3回目⇒ その3 ⇒ 「即戦力ビックデータ」カスタマー・コミュニケーション社
第4回目⇒ その4 ⇒ 「Around50コミュニティ」R&D社
「 消費者ボトムアップ でつくる最強るランド戦略」の話
ということで今日は4番手に登壇されたクオン社さんの講演内容「消費者ボトムアップでつくる最強るランド戦略」を、私のメモでポイントをご紹介したいと思います。
消費者コミュニティの可能性、現在の状況について
消費者コミュニティ(オンライン)がMKTGに採用される背景
・マーケティング3.0:共創
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MKTG3.0の説明には「ジョハリの窓」が分かりやすい
Dの領域)企業も分からない&消費者も何が欲しいのか、何を求めているのかが、商品/サービスを説明されるまで分からない。
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そこで、消費者コミュニティを活用しよう! というわけだ。
ex.
ドール・ファンクラブ(バナナ) ⇒ とても活況!
⇒ 購入して自宅に持ち帰り、食べる様子は実に多様。
※写真や発言で体感できる。
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商品自体は変わらなくても、消費者の”関わり方”が変わることで、態度の変容が起こる。
⇒ コミュニティ関与がUPすると、高倍率が上がる。
ex.コミュニティのハブになっている人を工場見学に連れて行く。
⇒コミュニティで発言する ⇒ 広がる! 工場見学3.0!!
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VOI(Voice of Influence)
購買に影響を与えた声だけを抽出する!
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まず、参加者の声を全て抽出
⇒ 実際に購買した人を抽出
⇒ 影響を受けたコメントを抽出
⇒ 影響度合いの高い順番で店頭に出していく。
※記憶ではなく、記録を追いかけていく。
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ex.POPとして利用 ⇒ 売り上げ1.5倍に!(上記バナナ)
「コミュニティ活性」の考え方
⇒ データが溜まる
⇒ 解析する ※ポイントは人が介在しない(客観性)
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コミュニティの規模が大きくなる
⇒ 影響力の高い人の割合も増える ⇒ 売り上げも伸びる。
※通信教育の会社(ヒューマン) ⇒ 売り上げの20%がコミュニティ経由
コミュニティ活用のまとめ
・活性(場&施策)⇒すばやくPDCAをまわしながら活性化する。
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・ROI ⇒コミュニティのコストは、参加者からあがった売り上げの粗利でまかなう(エコシステム)
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・データサイエンス
⇒ あまりに多いデータ量なので、統計値で見る(加重平均をしてみる)
⇒ 購買した人、影響を与えたものを解析
⇒ コミュニティの声とする。
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・各種施策の実施 ⇒ データサイエンスで作るので、めちゃくちゃ当たる!
ex.
・POPにする
・声を利用したLPをつくり
・コンテンツにする
・商品開発へ
・出てきたものを、NetAD/LPで各種テストして効果の良いものをみたりも出来る。
質問で聞いてきたこと)
・方法は、この会社が構築しているシステム上でコミュニティを作る
※ECや自社DBとの連携も可能。
・価格帯は、1年間利用してざっくり3000万くらい。
・お試しPlanも相談に乗るとのこと。