リアルとネットの広告指標 について

ここ数年、テレビCMなどの リアルとネットの広告指標 を、どのように併せてみていくかが、よく話題になっています。

電通、博報堂、ADKクラスの大手の広告代理店では、それらを統合して効果を予測したり、最適化するシステムが導入されています。

でも、大きな広告予算がないと、、簡単には頼めませんよね。。

ということで、今回は、普段あまり広告宣伝を行っていないクライアント(広告主側)や、中堅以下の広告代理店や専業代理店でも、ある程度入手しやすいデータで ”ザクッと感触を掴む方法” について見ていきましょう。※本当にザクっとしたレベルですので、細かなツッコミはご勘弁くださいね。

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいものって?

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいデータって何かを考えてみると、下記になってきます。

《ある程度入手しやすいデータ》
◎テレビCM:投下GRP% ※延(のべ)視聴率
◎ラジオCM:聴取率
◎新聞広告:発行部数(×閲読率、回読率)
◎雑誌広告:発行部数(×閲読率)
◎交通広告(駅の場合):各駅の1日あたりの乗降客数 ※出口毎の数字がある場合もあり
◎ネット広告:インプレッション数、クリック数、コンバージョン数

続きを読む リアルとネットの広告指標 について

アニメのトレンド分析 を Googleトレンドで

今回は、GoogleトレンドというGoogle社が提供しているトレンド分析ツールを利用して、有名な アニメのトレンド分析 をしてみたいと思います。

ガンダムとエヴァンゲリオンで
アニメのトレンド分析

さて、最初はガンダムから見ていきましょう。

(注意)Googleトレンドで最長の分析が出来る2004年からの推移を見てみます(途中で分析方法が変わっていたり、ネット利用率や検索でGoogle検索が利用される割合が変動しているとか、、、まあ、いろいろとあるかと思いますが、今回は底を考えずにあくまでGoogleトレンドのグラフから傾向を見るという程度のの気分でお願いします)

下記のグラフを見てみると、「青線」のガンダムが、2004年と比べて、ずるずると低下していることが伺えます。

因みに2004年10月(機動戦士ガンダムSEED DESTINY テレビシリーズのスタート)、2005年8月(SEED DESTINYのテレビシリーズが10/1終了)が最初の山で、

次は2007年の10月(機動戦士ガンダム00 ファーストシーズンスタート)、2008年の3月(機動戦士ガンダム00 ファーストシーズン終了)にちょっと盛り返しますが、

その後下降トレンドに入っていきます。

ガンダムとエヴァンゲリオンのトレンド分析
ガンダムとエヴァンゲリオンのトレンド分析 2004年~2021年1月まで(Googleトレンド)

つまり、地上波でのテレビシリーズが山になっています。

その後地上波テレビで放送されたのは、2011年の機動戦士ガンダムAGE、2013年のガンダムビルドファイターズ、2014年のGのレコンギスタ、2015年の動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第1期・・と続き、2010年9月に劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-や、OVAが何作も挟まっていますが、、、

Googleトレンド上では、かつての勢いを取り戻せずにいる感じです。

※ちなみに、ガンダム作品の年代はこちらのサイトを参考にさせていただきました。

続きを読む アニメのトレンド分析 を Googleトレンドで

広告の効果 測定について その②

広告の効果 測定の第2回目です。第1回は「測定する内容」(何をどんな風に測定するのか)のアウトラインについて書きましたので、今回はいくつかの「測定手法」についてみていきたいと思います。あ、今回もテレビCMなどのリアルメディアを中心とした測定の話です。Webメディアとの比較などについては、後日書いてみたいと思います。


いくつかの、広告の効果 測定方法をご紹介

広告の効果を測定する手法も、数多くあります。また、広告主や広告代理店、調査会社、コンサル会社などが、各種の調査フレームを持っていたりするので、何が正解というのがないような感じです。ですので、実施している媒体やActionの内容/発生場所、そして、目的に応じて使い分けるのが良いと思います。ということで、4種ほど記載してみます。

※それぞれの詳細については、こちらも後日・・・書いていきたいと思っています。


手法①ヒアリング/販売・Actionデータ、申込時のアンケートによる測定

⇒ クライアントからの提供が前提の 広告の効果 測定手法 です。
成果ポイントがコールセンターであったり、アナログ手法である場合はココのデータが必要


手法②リサーチによる測定 

⇒ リアル/ネット共に測定可能な 広告の効果 測定手法
※Action率:購入/トライアルの数 は、実際の数と乖離があることが多いので注意


手法③マゼランのTVCMでおなじみの、MMMモデルを用いて算出する方法

※MMM=マーケティング・ミックス・モデル
⇒TVCMやOOHをはじめWeb広告、またBtoBの場合などはセミナー/相談会などの各種施策なども含めての効果を統計的に可視化できます。

続きを読む 広告の効果 測定について その②