広告費の目安 って、どれくらい?

広告代理店で新規クライアントに対して提案をする際のヒアリング事項として必須なものに、その企業の 広告費の目安 ってどのくらいなのか? ということがありますよね。

ベテラン営業マンは、サクッとヒアリングしてくるのですが、新人の営業マンはなかなか聞き出せなかったり。。。ってよくありますよね。

また、広告宣伝に不慣れな会社の担当者さんに提案する際は、該当する業界の広告費の目安(売上に対する比率)を知っていると、提案がしやすくなったりしますよ。

企業の 広告費の目安 を知ろう

なかなかうまく聞き出せない方に朗報です。各企業の広告宣伝費がまちまっている資料があるのです。

その名も「有力企業の広告宣伝費」という資料で、日経広告研究所という会社が毎年発刊してくれています。ですので、過去数年分を購入すれば任意の企業の広告宣伝費の推移をみることもできちゃうわけです。

この本が1冊あるととても便利ですよ。下記にLinkを紹介しますね。ちょっと高価な資料ですので経費で購入できると良いですね! 

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出前館のテレビCM が好調らしい。

今日は、「浜ちゃん」のテレビCMでおなじみの 出前館のテレビCM がすこぶる好調との記事が出ていたので、少し紹介してみようと思います。

ウェブ広告を「半減」で成功した「出前館」の戦略とは

日経XTRENDの記事に上記のような見出しの記事を見つけた(2021年2月26日)。
この記事は、ダウンタウンの浜ちゃんこと浜田雅功さんが登場して「出前がすいすいすい〜♪」とスーダラ節で歌う、歌い込み型のテレビCMが大成功している理由について解説してくれている。

広告代理店勤務の私としては、とても気になるし興味がある話なので早速読んでみた。

この記事によると「スーダラ節」の替え歌で認知率が大幅にUPし、新規顧客数が大幅にUPしたそうだ。

参考記事:ウェブ広告を「半減」 出前館はテレビCMでなぜ成功したのか


CMの戦略を変えて大成功!

実は 出前館のテレビCM は、この「スーダラ節」の替え歌のバージョンよりも、1年くらい前の2019年12月から浜ちゃんを起用して展開していた。

当時のプレスリリースを見ると、創業20年のタイミングで「初の企業全体リブランディング」の一環として、浜ちゃん起用によるテレビCMの実施以外にロゴの変更も行っている。

プレスリリース:〜創業20年の出前館、初の企業全体リブランディング〜 ラクスルとGOの共同事業による『CMO代行プラン』の第一弾として出前館リブランディングプロジェクトが始動

このリブランディング・プロジェクトは、「運用型テレビCM」で業界に殴り込みをかけてきた「ラクスル」社と、クリエイティブは「GO」社によって行われていたようで、浜ちゃんをタレントに起用して「つかれちゃった人」篇と「いそがしい人」篇の2本のCMを展開している。

そして、今回の「スーダラ節」の替え歌のバージョンのCMは、王者「電通」社と「電通クリエイティブX」によって行われいているようです。つまりCMの戦略を大転換のタイミングで広告代理店&制作会社がチェンジしたようですね。その際にCMとしては「Demae-canの歌」篇と「お届け」篇の2本のCMを展開している。

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リアルとネットの広告指標 について

ここ数年、テレビCMなどの リアルとネットの広告指標 を、どのように併せてみていくかが、よく話題になっています。

電通、博報堂、ADKクラスの大手の広告代理店では、それらを統合して効果を予測したり、最適化するシステムが導入されています。

でも、大きな広告予算がないと、、簡単には頼めませんよね。。

ということで、今回は、普段あまり広告宣伝を行っていないクライアント(広告主側)や、中堅以下の広告代理店や専業代理店でも、ある程度入手しやすいデータで ”ザクッと感触を掴む方法” について見ていきましょう。※本当にザクっとしたレベルですので、細かなツッコミはご勘弁くださいね。

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいものって?

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいデータって何かを考えてみると、下記になってきます。

《ある程度入手しやすいデータ》
◎テレビCM:投下GRP% ※延(のべ)視聴率
◎ラジオCM:聴取率
◎新聞広告:発行部数(×閲読率、回読率)
◎雑誌広告:発行部数(×閲読率)
◎交通広告(駅の場合):各駅の1日あたりの乗降客数 ※出口毎の数字がある場合もあり
◎ネット広告:インプレッション数、クリック数、コンバージョン数

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