リアルとネットの広告指標 について

ここ数年、テレビCMなどの リアルとネットの広告指標 を、どのように併せてみていくかが、よく話題になっています。

電通、博報堂、ADKクラスの大手の広告代理店では、それらを統合して効果を予測したり、最適化するシステムが導入されています。

でも、大きな広告予算がないと、、簡単には頼めませんよね。。

ということで、今回は、普段あまり広告宣伝を行っていないクライアント(広告主側)や、中堅以下の広告代理店や専業代理店でも、ある程度入手しやすいデータで ”ザクッと感触を掴む方法” について見ていきましょう。※本当にザクっとしたレベルですので、細かなツッコミはご勘弁くださいね。

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいものって?

リアルとネットの広告指標 で入手しやすいデータって何かを考えてみると、下記になってきます。

《ある程度入手しやすいデータ》
◎テレビCM:投下GRP% ※延(のべ)視聴率
◎ラジオCM:聴取率
◎新聞広告:発行部数(×閲読率、回読率)
◎雑誌広告:発行部数(×閲読率)
◎交通広告(駅の場合):各駅の1日あたりの乗降客数 ※出口毎の数字がある場合もあり
◎ネット広告:インプレッション数、クリック数、コンバージョン数

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広告の効果 測定について その②

広告の効果 測定の第2回目です。第1回は「測定する内容」(何をどんな風に測定するのか)のアウトラインについて書きましたので、今回はいくつかの「測定手法」についてみていきたいと思います。あ、今回もテレビCMなどのリアルメディアを中心とした測定の話です。Webメディアとの比較などについては、後日書いてみたいと思います。


いくつかの、広告の効果 測定方法をご紹介

広告の効果を測定する手法も、数多くあります。また、広告主や広告代理店、調査会社、コンサル会社などが、各種の調査フレームを持っていたりするので、何が正解というのがないような感じです。ですので、実施している媒体やActionの内容/発生場所、そして、目的に応じて使い分けるのが良いと思います。ということで、4種ほど記載してみます。

※それぞれの詳細については、こちらも後日・・・書いていきたいと思っています。


手法①ヒアリング/販売・Actionデータ、申込時のアンケートによる測定

⇒ クライアントからの提供が前提の 広告の効果 測定手法 です。
成果ポイントがコールセンターであったり、アナログ手法である場合はココのデータが必要


手法②リサーチによる測定 

⇒ リアル/ネット共に測定可能な 広告の効果 測定手法
※Action率:購入/トライアルの数 は、実際の数と乖離があることが多いので注意


手法③マゼランのTVCMでおなじみの、MMMモデルを用いて算出する方法

※MMM=マーケティング・ミックス・モデル
⇒TVCMやOOHをはじめWeb広告、またBtoBの場合などはセミナー/相談会などの各種施策なども含めての効果を統計的に可視化できます。

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広告の効果測定 について

今回は、テレビCMを中心とした 広告の効果測定 について、少し書いてみたいと思います。

広告の効果測定 って、目的によって多くの方法があるので、これが正解!というのは無いと思っていますので、私の経験上のまとめ記事とでも考えてください。また、リアルプロモーションの測定とWebでのプロモーションの測定でも測定できる項目や手法が大きく変わることもご留意ください。


テレビCMなどの 効果測定方法 について

今回は、テレビCMを中心とした、リアル領域でのプロモーションが中心の際に(私が)よく利用する測定方法についてみていきます。

広告の効果測定を考えるときに、①広告の出稿量②広告の認知/イメージ/態度変容&上記に伴うブランド認知/イメージ等③広告への接触に伴う行動(トライアル/購入など)の3つの段階に分けて考えます。

広告の効果測定について(考え方)の図
広告の広告効果測定(考え方)の図 ※テレビCMなどのReal媒体主体のとき

①広告の出稿量

広告の出稿量の数値は、主に媒体側からのデータに依存します。

例えばテレビCMを、どのくらい放送したのか(何GRPを、どのエリア/どの局で、どのような時間帯に、どれだけ流したのか)などといった感じです。

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