[書評]当たるもマーケ 売れるもマーケ

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当たるもマーケ 売れるもマーケ って 本との出会い

実は、私はかれこれ20年以上も広告業界でマーケティングの仕事をしています。その初期に読んで目から鱗、とても感銘をうけた思い出の書籍が「 当たるもマーケ 売れるもマーケ ーケティング22の法則 」という東急エージェンシー出版部が出している書籍でした。

この業界で仕事を始めた当時はITバブルもあり、凄く忙しくて勢いがありました。
因みに、私はデザイナー、企画営業と経験して、自分の企画力の力の無さを痛感しマーケッターとしてのキャリアをスタートしてはや20数年という人だったりします。。もういい歳ですね。


◎この本の魅力はね、、

この本の素晴らしいところは、コトラーとか読んで「無理だー」とか「眠くなる・・・」なんて人、そんな難しいこと言われても、、、とか、、マーケティングに興味を持ったものの敬遠していた人にも、とてもとても読みやすく、次の日から「ドヤ顔」で語れるマーケのテクニックが満載であるということです。


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◎No.1の法則から始まり、カテゴリ細分化の法則とか、、

この本の良いところは、小難しい理論ではなく、本当に分かりやすい話で、すぐに使える(語れる)、とっておきの法則が語られていることです。


例えば、、No.1の法則です。

日本で一番高い山は何処かしってますか? そう富士山ですよね。
じゃあ、2番目に高い山、3番目に高い山って知ってますか? と問うてきます。

う=ん、ぱっと出てきません。 

そう、No.1とNo.2の差ってこういうことです。
「1番じゃなきゃダメなんですか?」なんて言われそうですが、「1番であることの効果」ってこういうことなんですね、みたいな感じで、このようなことを法則として教えてくれる本です。

本書では「一番手の法則」一番手になることは、ベターであることに優る。ということで、大西洋を最初に単独で横断飛行した人物の名前は「リンドバーグ」とすぐに思いつくが、2番目に飛行した人物は?と問われると簡単には答えられないとこを語り、アメリカの企業を事例にして説明していきます。

でも、No.1ってなかなか獲れるもんじゃ無いですよね。
そんなときの「打ち手」についても、この本は分かりやすく教えてくれます。


そこで出てくるのが、カテゴリ細分化の法則 です。

この書籍では「カテゴリーの法則」あるカテゴリーで一番手になれない場合には、一番手になれる新しいカテゴリーを作れ、と教えてくれます。

例えば、飲料でシェアNo.1が獲れなくても、炭酸飲料でシェアNo.1とか、女性でシェアNo.1とか、自分がNo.1を語れる市場を創出しろということ。

あとは、最近よくあるのが、顧客満足度No.1とか、サポートへの満足度No.1とか、、、色々思いつきますよね。

この書籍は、このようにシンプルでありながら、誰でも「納得する」シンプルなマーケティング法則を厳選して教えてくれる本です。

もう古い本なんで、紹介されている事例は今の時代に即していない(知らない人も多い・・・コンピューターNo.1のIBMに対して、ミニコンピューターでNo.1になったDEC:デジタルイクイップメント社)かと思いますが、鉄板の法則達は色あせません。

因みに、昔DEC社を担当していたので、超懐かしいですね~。

この「 当たるもマーケ 売れるもマーケ マーケティング22の法則 、おススメです。


ではまた。

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