◎「 絶対的貧困 」って何だ?
今日見た記事によると、一般に、貧困は「 絶対的貧困 」と「 相対的貧困 」とに分けられているらしい。ということで、記事元を引用させていただくと共に、自分の知識メモとして記しておきます。
まずは「絶対的貧困」についてです。
一般に、貧困は「絶対的貧困」と「相対的貧困」とに分けられる。世界的には、「絶対的貧困」は1日当たり1.90米ドル(約205円)以下の収入とされる。月収にすると57米ドル(約6150円)、年収は684米ドル(約7万3800円)である。
“中国の貧困”をまさかの暴露、李首相の真意とは? 日本戦略研究フォーラム 2020/06/05 06:00
最低限必要とされる生活物資を購入できる所得または支出水準に達していない人々のことを絶対的貧困者と呼んでいます。
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン
◎中国の現状について(202006の記事から)
2019年の中国人の平均年収は3万元(約45万円)。しかし、中国には月収1000元(約1万5000円)の人が6億人もいると、中国の李克強首相は、全国人民代表大会の記者会見(2020/0528)で明らかにしたらしい。
この月収1000元とは、年収1万2000元(約18万円)で、この月収では、1キロ30元(約450円)以上もする肉は食べられない。また、中小都市の1カ月分の家賃にもならないレベルだという。
つまり、中国では6億人が「絶対貧困」ではないが平均年収額の40%しかないので「相対的貧困」といえるとのこと。
ちなみに、日本では年収約122万円以下が「相対的貧困」に当たるらしい(1人世帯の場合)。
では、この「相対的貧困」について、もう少し見ていきたいと思います。
◎「相対的貧困」について
「想定的貧困」はどのように定義されているのかを調べてみた。
相対的貧困とは、その国や地域の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態のことを指しています。所得でみると、世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分(貧困線)に満たない状態のことを言います。
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン
日本では、基準となる貧困線は、総務省の全国消費実態調査では 135 万円(2009 年)、厚生労働省による国民生活基礎調査では 122 万円(2012 年)とのことで、記事元WPJによると、2015年の調査によると日本の相対的貧困率は15.6%、子どもの貧困率は13.9%という結果でした。そして一人親家庭の相対的貧困率は50.8%と、とても深刻な状態であるとのことです。
相対的貧困世帯の特徴
内閣府・総務省・厚生労働省:「相対的貧困率等に関する調査分析結果について」
・世帯主年齢別では、高齢者が多い(全国消費実態調査では 60 歳以上、国民生活基礎調査では 70 歳以上)
・世帯類型別では、両調査とも、単身世帯と一人親世帯が多く、夫婦のみ世帯、夫婦と子どものみ世帯が少ない
・国民生活基礎調査において、郡部・町村居住者が多い。
メモ的なエントリなので、結びがなくて恐縮ですが、本日はここまで。ではまた。